作者「ダメだ、お前が「アイツ」をブッ倒しに行くつもりなら俺が止めるのは間違ってるかもしれない…でも最初から死のうとしてるヤツを行かせられない」（記事に続く

とある作者の昔の話より昔話（まだ作者が空気人の王子になって間もないときの話）

パァンッ

作者「…！」

チルリア「じゃあ何よ、アンタには他に方法があるって言うの？何もできないくせに綺麗事や理想論で語らないで。」

作者「それでも…嫌なんだ」

チルリア「…話にならないわね、まさか空気人の王子になったからって仲間が死んでも構わないとか思ってんじゃないでしょうね」

チルリア「私の邪魔しようってんならこの場でアンタを殺す！嫌ならそこをどきなさい」

作者「…！」（首を横に振る）

ゴッ！

チルリア「そう…力づくがお望みって訳ね」

チルリア「確かに今まで私はアンタに勝った事ないし、未だにどんな力を持ってるか分からないけど、今回ばかりは負ける訳にはいかない、だからアンタも本気できなさいさもなくば…死ぬわよ」

チルリア「……何のマネよ」

作者「俺は、お前とは戦わない」

チルリア「…！？」

チルリア「ハ…ハア？アンタ本当にバカじゃないの！、そうしてたら私が殺さないとでも思ってんの」

チルリア「私には他に道なんてない！、無抵抗だろうと邪魔するなら殺すわよっ」

作者「それでも…戦わない！」

チルリア「…！」（ギリ

チルリア「フザっけんな！！」ガッ

チルリア「戦う気があるなら拳を握れ！戦う気がないなら立ち塞がるな！」

作者「…」

チルリア「戦えって言ってのよーーーッッ」ズドンッ

チルリア「（ハッ…！）」

作者「…」

チルリア「え？嘘…？」コイツに私の攻撃が当たるわけないのにいつもよけられる感触と違う、身体に当たる…手応え

作者「かはっ…」

チルリア「あ…」

チルリア「こ…これで分かったでしょ、私は本気でアンタを……　！！」

作者「くっ…」

チルリア「なん…で」

作者「言っただろ、おまえとは戦わない」

チルリア「……ッ、どうしてよ！？こんなイカレた計画間違ってるって分かってるでしょ！、それをやめさせようってんじゃない！！、何で止めるのよ！！？」

作者「…ああ間違ってる、こんなモンの為に　誰かが傷つくなんて」

チルリア「だったら！」

作者「けどおまえのやり方じゃ…おまえが救われない」

チルリア「…！」

作者「だからどかない」

チルリア「何を…言ってんのよ、私にはっ！今さらそんな言葉をかけてもらえるような資格はないんだから！仮にっ　誰もが笑っていられる幸せな世界があったとしても、そこに私の居場所なんかないんだからっ」（次の記事に続く